令和6年3月9日(土)~5月26日(日)
小松市立本陣記念美術館
500円(こまつミュージアム・パス対応)
月曜日(4月29日、5月6日は開館)、3月21日、4月30日、5月7日
宮本三郎美術館:「町子の好きなもの」
2024年北陸新幹線 小松駅開業記念 特別展として、本陣記念美術館・宮本三郎美術館の合同展「長谷川町子がやってきた」を開催します。
長谷川町子は、「サザエさん」や「いじわるばあさん」の作者として誰もが知っている日本で初めての女性漫画家です。町子の漫画は、戦前・戦中・戦後の世相をユーモアあふれる視点と筆致で描きだし、人気を博しました。国民栄誉賞を受賞した唯一の漫画家であり、その作品のロングセラーぶりは、令和になっても衰えを知りません。
その一方で、町子が歌舞伎通であったこと、姉と共に美術品の蒐集家(コレクター)であったことはあまり知られていません。今回の特別展では、歌舞伎のまち小松にふさわしく、歌舞伎や芸能にちなんだ作品を紹介し、町子の知られざる一面を取り上げるものです。
本陣記念美術館では、『町子かぶき迷作集』の原画を主に、九代目市川海老蔵(のちの十一代市川團十郎)との交流エピソードも紹介します。歌舞伎通だった「町子のかぶき案内」をお楽しみください。
宮本三郎美術館では、長谷川町子美術館のコレクションから、「舞妓」を描いた作品や春の花鳥画を紹介します。併せて、当市出身の洋画家 宮本三郎が描いた舞妓、小松の子供歌舞伎を題材にした絵本原画、さらに町子の「美術展」と「旅」をテーマとしたよりぬきの漫画原画を特別公開します。 長谷川町子の世界と小松の伝統文化のコラボレーションを2つの美術館でお楽しみいただければ幸いです。